岩手県高等学校教職員組合

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学校図書館担当者集会

2020年02月08日


講演会の様子

参加者の皆さん

  サンセール盛岡において開催しました。
午前中の講演会は、「~Let's  go  Library  ~  もっと地域の中に図書館を  もっと学校の中に図書館を」と題して、秋田県鹿角市花輪図書館長の小林光代さんから、小林さんの今までのLibrarian(ライブラリアン)としての経験や、多くの人を図書館に呼び込むために現在行っているとりくみ等をお話し頂きました。英国留学の経験から、「図書館は人が生きることに欠くことのできないものだ。」という考えを持ったということ、秋田県での県立高校司書の経験、岐阜県中津川市新図書館建設に携わったことから得たものなど、バイタリティー溢れるお話でした。次に講演の内容をいくつか紹介します。
・日本の学校図書館の歴史は戦後法律ができてから。まだ100年も経っていない発展途上。
・「人が来ない」と言ってただ愚痴って待っているわけにはいかないと、行動してきた。
・学校図書館は本の貸し借りだけをする場ではなく、教育の場、人をつなぐ場。
・私設も含め沢山の図書館が街にはあるが、全国で約3,000館。それに対して学校図書  館は1万館以上。子どもたちが初めて自覚的に本を借りるのは圧倒的に学校図書館。
・紙の情報を扱うのは訓練が必要。生徒が本を読まないというが、先生は読んでいるのか。まず先生が活字の魅力に浸ることが大切。先生のお薦めの本を探しに図書館に来る子どももいる。何気ない一言であっても先生の影響力はとても大きい。
・3本立ての映画を見ていた世代。しばしば目当ての映画より同時上映の他のものが面白かった経験がある。生徒たちにも予期せぬ出会いを与えてあげて欲しい。
  午後は参加者一人ひとりから、それぞれの学校の図書館の様子や、「探検隊」の導入状況等についてお聞きして、全体で意見交換を行いました。
遅い時間にしか借りられない人のために定期的に行っている「夜の図書館  よるとしょ」、高校生が本の中に出てくる食べ物を作ってそれを食べながらお話をする「としょカフェ」夏休みの小学生のラジオ体操の会場で移動図書館で本を貸し出す「あさとしょ」、古い図書館の建物を高校生に協力してもらってお化け屋敷にし、その中を歩いて本を借りてくる企画等、本を貸し出すために楽しく創意工夫をしている小林先生の図書館愛の源は、「よく食べる。」、「とりあえずはNOと言わない。」、「諦めない。ワガママでなければ。」ということでした。小林先生の元気をもらい、多くのことを学んだ一日でした。

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