岩手県高等学校教職員組合

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2019  ウィンターセミナー

2019年12月21日


熱心に話しに聞き入る参加者

大槻研司さんの講演の様子

  今年のウィンターセミナーは、サンセール盛岡にて、約40人の参加で開催しました。
  「原発災害後のフクシマの現状についての一報告」と題して、福島県教職員組合連合教育研究所の大槻研司さんに講演をして頂きました。その中で特に印象的だったのは、富岡町と浪江町の中学校のお話です。富岡町には震災前には一中259人、二中291人の合計550人の中学生がいましたが、震災後は20人に、また、浪江町には中学生611人(3校)、小学生1,151人(6校)がいましたが、現在はなみえ創成小中学校の中学部に2人しか在籍していないということでした。浪江町は子どもたちが町に戻ってくるかの見通しのないまま、三階建ての校舎を新設し、体育館と人工芝の校庭も設置しています。
  また、文科省の作成している「放射線副読本~放射線について考えよう~」の報告では、復興予算から2億円が支出され作成された副読本は、「自然放射線や放射線の有効利用の記述を優先し、被ばく防止の大切さの記述がないなど、原発災害による被ばく問題に重きをおいていない」内容であるということです。
  原発事故から8年以上が経過しても、汚染水の処理の問題など、解決はまだ見えてきません。原発災害によって人生が大きく変わってしまった人たちがたくさんいるということを、改めて考えさせられた講演会でした。

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